かき氷屋でたい焼き屋 群馬の隠れた名店のビジネスモデルは夏のかき氷と冬のたいやきで違っていた

群馬の隠れた名店。夏はかき氷、冬はたい焼きを販売されているこのお店のビジネスモデルキャンバスを書いてみました。
コマーシャルをされているわけではないのに、いつも車が列をなして1箱単位(10匹)で買っていかれる、そんな地元に愛されたたいやき屋さんです。今日私は開店直後に買ったので、並ばずにたい焼きをゲット!一つ一つ丁寧に焼いたたい焼きは、チェーン店では味わえない素朴でそしてあんこがたくさん詰まった美味しいたい焼きです。
夏もいろいろなシロップで作るかき氷が最高のかき氷専門店です。
ビジネスモデルキャンバスに書き出してみると、かき氷とたい焼きのビジネス違いもわかり「なるほどこういうことか。」と納得できるビジネスモデルです。東京ではなく群馬にある隠れ名店。美味しいです。

夏は冷たいかき氷を汗をかきながら店内で

まず夏ですが、そのお店はかき氷で地元では有名です。女子高校の通学路にお店はあり、全くコマーシャル活動はしていないのですが、学校帰りの女子高生が立ち寄ったり、昼間は暑さを逃れるために親子連れなどが、「かき氷の暖簾」や「かき氷の旗」を見て来店されます(CH)。
(CS)昼間だけの営業からも、お客様は夏の暑い日にかき氷を食べたい女子高生やちょっと汗を引かせたい親子連れの親子さんがターゲットでしょう。
(CR )高校生や親子連れにもやさしいお値段。そしてクーラーは入れない店内の温度は暑いので、かき氷がさらに美味しく感じます。そこがまた続けて行きたくなるところです。
キーリソース(KR)としては、学校の通学路にある店舗。そしてふわふわかき氷が作れる昔ながらのかき氷機です。キーアクティビティー(KA)では見せる演出として、種類豊富ないろいろなシロップとアンコやミルクなどのトッピング系も充実させています。キーパートナー(KP)はよく解りません。(R$・C$)薄利多売でも常連のお客様にたくさん来ていただきいつも賑わっているかき氷ショップです。通販は無論なく、近場で持って帰れるくらいのため、チャネル開拓にお金をかけず安価な値段で提供し、かき氷以外は提供しないためコストも低く抑えている。常連のお客様を大事にして、しっかりと利益を確保するモデルになっているそんなお店です。
(VP)は暑い中に汗をかきながらでも涼味を味わえ家族や仲間と楽しめるようになるということでしょうか。

冬は温かで甘いたい焼きをまとめ買い

次に、たい焼きのビジネスモデルキャンバスですが、(CS)冬にあったかい甘味を求めるお客様に提供していて、特にたい焼きのまとめ買いで10個単位で買って帰り自宅で楽しむたい焼きなっています。もちろん、店の看板やのぼりを見て買って、頬張りながら駅に向かう女子高生も大事なお客様です。
チャネル(CH)もかき氷同様に全くコマーシャルはせず、地域の方が中心です。
地域の常連の方といっても自動車で買いにこられるまとめ買いのお客様を対象としておられるようです。というのも店舗の表示で1匹いくらと記入された下に1箱いくらと言う表示があるところからも、常連の方対象というのがうかがえます(CR)。
(KR)店の前に自動車が1台二台10分停められるスペースを持った小さな路面店であり、かき氷と同じく女子校からの通学路にあります。
(KA)としては昼間での営業で10個単位の販売促進でしょうか。10個単位で箱詰めし、きちんと包装紙で包んでもらえ、ちょっとご近所にお配りもできるように気を遣っていただいています。
(KP)は別途地域商店会での駐車場も使えるので、その地域商店会の方々になります。
(C$)以前お店の方にお話をうかがうと、北海道産の小豆から作った餡を材料にしているそうで、こだわりをもって作っておられます。(R$)価格についても非常にお安いお値段になっており、地域の方に愛されるたい焼き屋さんというのがよくわかります。
すなわち(VP)は少しのお小遣いやお買い物で、美味しい甘味のたい焼きを皆で楽しめるようになるということでしょうか。

地元密着の堅実ビジネス

夏はかき氷、冬はたい焼きで地元の方に愛されているこのお店。いつも車が列をなしているお店です。
かき氷もたい焼きも家家も一見さんを狙わず、常連のお客様をターゲットとした販売戦略です。
店舗拡張の戦略ではなく常連さんを大切にする堅実なビジネスモデルが素敵です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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